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その頃、部屋に戻ったなのははベッドで横になっていた
夜も遅いため、もう寝ようと思い、パジャマに着替えてベッドに入ったが…
なのは「眠れない…」
もう10分以上ベッドに入っているが、一向に眠気が来なかった
眠れない理由、なのはは何となくわかっていた
あの時に、レインが言った言葉と、自分が感じた気持ちが気になって眠れなかった…
眠る事をあきらめて、ベッドから体を起こした時だった
こん、こん…
控えめなノックの音が部屋に響いた
なのは「はい…」
こんな時間に誰だろう?と思いながらも、なのはが応対すると
フェイト「なのは…起きてる?」
フェイトだった
なのは「フェイトちゃん?待っててすぐに開けるから」
なのははベッドから降りると部屋の電気を着けて、扉を開けた
フェイトがはにかみを浮かべながら、なのはの顔を見ていた
フェイト「ごめんね、こんな時間に……」
なのは「別にいいけど…どうしたの?」
フェイト「その…レインの言葉が気になって…眠れなかったの…そしたら、なのはに急に会いたくなっちゃった」
照れたように微笑むフェイト
そのフェイトに釣られてなのはも微笑む
なのは「私も眠れなかったんだ。ちょうどよかったよ」
それを聞いて安心したのか、フェイトは微笑んだまま部屋に入って来た
なのは「あっ…」
なのはが何かに気づいたように声を上げた
フェイトが後ろを向くと
フェイト「あっ……」
はやてが部屋の前に立っていた
はやて「お邪魔やったかなぁ?」
はやてが冗談のように笑う
2人は何の事か分からずに普通に答えていた
なのは「全然邪魔じゃないよ」
フェイト「はやても来たんだね」
はやて「うん、何か…眠れへんでなぁ。うちも入ってええか?」
なのは「うん、いいよ」
はやて「ありがとうなぁ」
そう言うと、はやてもなのはの部屋に入って来た
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