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部屋に入ると、なのははベッドに、フェイトとはやては近くに合ったイスに座る
3人はちょうど向き合う形で座っている
なのは「何か、珍しいよね…3人共眠れないなんてさ…」
フェイト「そうだね…しかも、同じ理由…何だよね」
はやて「なのはちゃんもフェイトちゃんも…あの事が頭から離れんのやろ?」
なのは「うん…レイン君が言ってた…最後の戦い。でも、私が気になるのは…その事じゃなくて…」
フェイト「レインがその時に見せた表情だよね」
その言葉になのははフェイトを見ていた
なのはと同じ事をフェイトも感じていたのだ
いや、フェイトだけじゃなく、はやても同じ事を……
だからこそ、なのは達は眠る事が出来ず、ここに集まったんだから
はやて「うちはレイン君が見せた表情が消えへん…。ずっと…頭の中から離れんのや」
レインがあの時見せた表情はどことなく寂しそうで……
それと同時に……別れを言っているのような表情だった
それは見たなのは達はレインがどこかに行ってしまいそうな気がしていた
なのは「この気持ち…あの時と…同じなんだ」
フェイト「あの時?」
なのは「レイン君が…私を庇って、大怪我した時の気持ちと」
なのは辛い表情をしながらその事を話出した
なのは「あの時…私は嫌な予感がしていたの。何かが起きる…でも、何が起きるのかわからない…ただ、何かが起きる…それしか、わからなかったの……」
それの気持ちは当たり……レインは……
なのはの身体は震え…いつの間にか目には涙を溜めていた
フェイト「なのは…」
はやて「なのはちゃん…」
なのはがどんな気持ちなのかフェイトとはやては痛いほどわかっている
だから、今、自分の胸にある事を話
フェイト「守ろう…なのは」
なのは「えっ?」
フェイト「私達で…レインを守ろう」
なのは「私達がレイン君を?」
はやて「そやね、守られてばかりは嫌やし、今度は…うちらがレイン君を守ろう!」
フェイト「そうすれば…レインは絶対に大丈夫だから!!」
なのは「フェイトちゃん…はやてちゃん…」
なのはは2人の顔を交互に見る
迷いのない笑顔でなのはを見ている
なのは「うん!守ろう…私達でレイン君を!!」
なのは達はそう心に決めつける
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