第11章

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そうしているとクロノもレインに近づいて来た クロノ「レイン…」 なのは達の撫で続けているレインはクロノの顔を見ると レイン「何だ、クロノも頭を撫でて欲しいのか?」 冗談混じりでレインが言うと クロノ「な、違う!そんなんじゃない!!」 レイン「照れるなよ」 レインはクロノの頭を撫でようと手を伸ばすが… クロノ「だから、違うって言ってるだろ!!」 クロノはその手を叩いていた レイン「何だよ…連れないなぁ」 残念そうにレインが言うと なのは「クロノ君、みんなの前だと恥ずかしいだよね」 いつの間にか泣き終えていたなのはが笑いながら言っていた 図星だったのかクロノの顔が一気に赤くなり、目を反らしていた フェイト「クロノ、顔が真っ赤だよ…大丈夫?」 フェイトが心配したのか、クロノの顔を覗き込むが クロノ「だ、大丈夫だ!」 顔を見られたくないのか、フェイトとは反対方向を向く この以上からかうと可哀想だったので、レインが話を切り出した レイン「それで、何の用件だ?」 クロノ「あっ…?」 レイン「本当に頭を撫でに来てもらったって訳じゃないんだろ」 クロノ「当たり前だ!」 クロノは一回咳払いすると…真面目にこちらを見て来た クロノ「レインは一体どうやって目を覚ましたんだ?その事を聞いてなくてな」 レイン「そうだったな…その事は話てなかったな」 クロノ「これから話てくれるのか?」 レイン「ああ、ちゃんと話よ」 レインは傍に居たなのは達から少し離れる レイン「まず聞くけど…俺が覚ました理由は一応言ったよな」 なのは「はい、かなでさんに触れたとか…」 レイン「触れたと言っても…簡単に言うならかなでに起こしてもらったって言った方が良いかもな」 クロノ「ならそこで…」 レイン「そう、そこでかなでに触れて……そして、魔石の力を解放してもらった」
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