第11章

8/17
前へ
/121ページ
次へ
人の気配を感じたレインは後ろを振り向いた レイン「何をやってるんだ?」 そこには、なのは達が木の影に隠れながらこちらを見ている姿だった 目が合った途端すぐに影に隠れたが… しっかりと姿を見てしまった なのは達は影から出てこようとしない どうやら、気付かれてないと思っているようだ レインも気づかない振りをして前を見る レイン(何で、着いて来たんだ…) レインは再び歩き出す すると、後ろのなのは達もゆっくりと歩き出す レイン(まぁ、いいか…) そう思うと真っ暗な林道を歩き続ける なのは達が着いて来るのを気にしながら… 林道の道が割けて、広い野原の場所に出た ふっと空を見上げると レイン「おぉ…」 思わず見とれてしまう 夜空にたくさんの星が見え、月明かりで周りを照らしていた レイン(これを1人で見るのは…惜しいな…) レインは後ろを向き 近くの木の方に叫んだ レイン「そんな所に隠れてないで、こっちに来いよ!なのは、フェイト、はやて!」 3人の名前を呼ぶと 木の影からなのは達が出て来る 3人共恥ずかしそうに目を反らしながら、こちらに歩て来た なのは「いつから気づいたの?」 レイン「目が合った時から」 フェイト「後を着けてごめんなさい!」 はやて「ごめんなぁ…レイン君…」 レイン「別にいいよ…。それより、もっとにこっちに来いよ」 レインがそう言うと、なのは達はレインの脇に立った レイン「空を見てみろよ」 そう言われ、なのは達は空を見上げる なのは「わぁ…」 フェイト「凄い…」 はやて「あぁ…」 それぞれの感想がもれる レイン「綺麗だろ、ここに座って一緒に見ようぜ」 レインがその場に座ると なのは達もその場に座った 4人は最初は何も話す事なく静かに星を眺めていると、誰かの手がレインの手を握っていた
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

75人が本棚に入れています
本棚に追加