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「…ん…似てる。」
短く返事をしながら
ふわふわの髪を今だに撫で続ける
「…………あぁ…。」
(髪が銀だからか?)
そういうことか。とやっと理解して
さっきからのは俺を呼んでたのか…
と、少し反省するシベリアン。
そして
黒猫こと守里の次の発言にまた困惑する
「シベリアン……飼う」
「……………は…?」
(買う?飼う?KAU?)
いきなり飼うと言われて
またまた困惑。
(掴めない…)
更に猫っぽいな。と思うシベリアン。
「……家で…飼う…。」
困惑するシベリアンを気にも止めない守里。
頭の中ではもう、シベリアンを家(寮だけど)に連れて帰って飼う事に決めたらしい
そんな守里にシベリアンは
(…俺は完璧犬扱いか…)
人間として悲しくなってくるのだった
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