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「……カイシ…?」
誰だそれ。
と思っていると、隣に居るシベリアンが口を開く
「…ん。…俺の名前。」
シベリアンじゃなかったんだな…(当たり前です)
「あれ?一緒に来たのに自己紹介してなかったのか?灰紫。」
茶髪の人が可笑しそうに笑いながら言う
「……別に…。」
そんな暇なかったし…
と思いながら、短く返す
「ったく本当無口だよな。コイツ、清蘭灰紫(セイラン カイシ)って言うんだ。ごめんな?口下手で~」
そんなシベリアンこと灰紫にため息を吐いて、守里に言う
「……いえ。」
俺も名前言ってないなぁ…
と思いながらも自己紹介をしないで短く返す守里
「ハハッ…日室守里君だったよな?君も無口なのか~!よかったな、灰紫。仲間ができて!!」
それを見て、茶髪の人は笑いながら言う
ん?
…何で俺の名前知ってるんだ?
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