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「………………。」
何も発さないが、守里は疑いの目で茶髪の人を見る
それに気づいた茶髪の人は、慌てて口を開いた
「あ!俺、清蘭紫苑(セイラン シオン)!!灰紫の兄で、この寮の寮長!!よろしくな?」
ああ…だから知ってるのか
てか、シベリアン(灰紫です)の兄って…全然似てないな
(なにげに失礼)
「……よろしく…。」
一応挨拶はしておこう
挨拶をした守里に満足して、紫苑はニコニコしている
「………部屋。」
つーかさっさと案内しろよ。
犬もいるんだぞ。(灰紫は犬に決定らしい)
「あ~そうだな!案内するよ。おいで~!」
不機嫌に言う守里だが、紫苑は気にしていないようだ
「………シベリアン…。」
少しムッとしながらも、我が愛犬(?)を呼び、ついていく
「………(名前聞いてた?)。」
名前を教えてもらったにもかかわらず以前として名前を呼ばない守里に呆れながらも
灰紫はその後をついていった
《あの狂犬を従えてるなんて……あの美人何者だ!?》
広場に居た人達は思うが、守里は何も知らない
灰紫が【狂犬】と呼ばれ
恐ろれられている事を
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