救世主は紅い悪魔

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二年? 知ったこっちゃねぇ。 楽しみを邪魔した奴に 何で敬語なんか使わなきゃなんねぇんだよ 「知るか。…出ていけ。」 灰紫は敬語を使う気なんかサラサラなく、 睨みつけ、出て行けと促す。 「あぁ、無理。俺この部屋だから。俺と居るのが嫌ならお前が出て行けば?」 しかし、浪には通用せず、 言い返される。 「…は?…俺この部屋に移ったんだけど。」 そうだ。 灰紫は先程…いや、数時間前に 紫苑に、部屋を移ると言っておいた。 「あー、部屋移れってやつ?断ったから。さっさと行け。」 紫苑はちゃんと言いました。 紫苑は悪くないのです。 「ふざけんな。移れ。」 だから浪が悪い。 と、灰紫は決めつけ、口調を荒げる。 「は?誰に命令してんだてめぇ。」 口調を荒げ、命令口調、そして自分勝手な灰紫に 浪も口調を荒げる。 .
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