救世主は紅い悪魔

7/7
前へ
/67ページ
次へ
コイツ、騙しやがった。 そう、 紫苑は2年だ。 「てめぇ……」 見てわかる、怒りを纏った灰紫。 それを見て、怯えるでもなく この状況が楽しいとでもいうような雰囲気の狼。 「えっ!?何っ??俺先輩じゃ駄目!?」 紫苑は今だに状況が理解できない。 また喧嘩を始めそうな二人を見て、自分が悪いのだろうか と困惑中。 「…殺す。」 「はっ!やってみろ。」 「ギャー!止めろ灰紫っ!煽るな狼!!」 最早、喧嘩が始まる様子に 寮長である紫苑は止める他ない。 が、 恐ろしい二人を止めるには… 考えるが思いうかばない。 紫苑はもう困惑するばかり .
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

721人が本棚に入れています
本棚に追加