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「いや…変じゃないけど(灰紫が大人しく殴られるなんて…)…何で灰紫は怒られたの…?」
灰紫が大人しく殴られた上に
謝った事に驚きつつ、理解出来ないこの状況を質問してみる紫苑。
「…カイが、痛い事したから…叱った。」
何でカイの兄がここに居るんだ?
と、思いつつも質問に答える守里。
「痛い事…?…まさか、殴られたとか!?」
痛い事といったら、そういう事しか浮かばなかった紫苑は焦る。
「…お前…犯されたのに、殴ったくらいで許すのかよ…」
そう、痛い事とは先程灰紫が守里を犯した事だ。
しかし、犯されたのに殴ったくらいで許す守里を見て
狼は疑問の声を漏らす。
…まぁ、そう思うのが普通なのだが。
「…犯され…?…てか、誰?」
だが、先程の行為を犯されたと思っていない守里は
そんな事より、知らない男がいる事の方が疑問だ。
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