ヒワダタウン Rの彼らとヤドンの尾

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エイジュ「着いたぁあああ!!此処がヤドンの井戸だぁああああ!!」 リュウジュ「うるせぇえええ!!あれ?井戸の前にいたロケット団がいなくなってら」 エイジュ「爺さんもいないね!!」 リュウジュ「まぁいいや。とりあえず中に入ってみようぜ」 エイジュ「行くぞぉおおおお!!」 リュウジュ「うるせぇえええ!!」 井戸の中を覗いてみる。 底が見えないくらい、真っ暗で、ヤドンの鳴き声らしき声が聞こえてくる。 エイジュ「深そー…」 リュウジュ「一人ずつゆっくり降りるぞ。まずは石川から」 石川「何でだ」 リュウジュ「フラグ回避です」 石川「よく分からん」 という訳で 石川が1番最初に梯子をつたって、井戸を降りて行った。続いてリュウジュ、エイジュの順で降りて行く。 石川「この梯子降りづらいわ」 リュウジュ「降りやすい梯子って何なの?どういうのなの?」 石川「この梯子降りづらいわー俺ん家のと違うわーちょっと違うわー」 リュウジュ「何でミサワっぽいの?」 エイジュ「でもホントに湿ってて、滑っちゃうよこれ」 リュウジュ「気をつけて降りれば、んなもん大丈夫だって」 ズルッ リュウジュ「ってマジかぁあああ!!」 ガンッ リュウジュは何とか落ちずに済んだが、片足で思いっ切り石川の頭を踏み付けてしまった。 リュウジュ「………」 石川「………ニヤッ」 リュウジュ「………ヘヘッ」 石川はリュウジュの足を掴むと、超絶的な力で引っ張り、リュウジュを梯子から引き離した。そしてそのまま、底に向けて放り投げた。 エイジュ「さはらぁああああ!!」 リュウジュ「―――――ペンッ!!」 エイジュ「フラグ回避出来ず…」 石川「今の音からして、底はもうすぐだな」 二人が井戸の底へ着くと、そこには三人の倒れた男がいた。一人は言わずもがな、リュウジュ。あとの二人はガンテツと井戸を見張っていたあのロケット団であった。 エイジュ「爺さんも落ちてたんだ…死んでないよな…」 ガンテツ「うぅ…」 エイジュ「生きてる…良かった…」 リュウジュ「うぅう…」 石川「チッ…」 ガンテツ「おぉ…お前らか…ワシはもう駄目じゃ…そこのロケット団と揉み合ってる内に誤って落ちてしまった…死にはしないが…腰がやられてしまうて…もう動けん…」 石川「分かった後は俺達がやっておく…だから安心して逝っても大丈夫だ」 ガンテツ「いやだから…腰がやられただけじゃって…」 石川「行くぞお前ら!!爺さんの弔い合戦だ」 ガンテツ「いやだから」 石川「いつまで寝てんだリュウジュオラァ!!」 ドフスッ リュウジュ「ボブスッ!!」
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