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幹部「私の名前は」
ドフスッ
幹部「あぁぶ!!」
石川「もう喋るな」
リュウジュ(もう喋れないだろうな…)
R3「著者に名前があったかどうかも忘れられたロケット団の幹部さんがやられちまった…ッ!!かくなるうえは…」
リュウジュ「かくなるうえは…?」
R3「……逃げるんだよォオオオオオオオ――――ッ!!」
エイジュ(予想通りだけどね…)
石川「逃 げ ら れ る と 思 っ た か ?」
R3「ヒィ!!ヤドンの尻尾やるから!!」
石川にやられた著者に名前があったかどうかも忘れられた幹部を抱えて逃げる下っ端はヤドンの尻尾を投げた。
石川「!?」
石川は標的をヤドンの尻尾に代えた。
リュウジュ「おい!!」
石川「食い物!!」
エイジュ「リュウジュ!!まだ走れば捕まえられるよ!!」
リュウジュ「ヤだよ」
エイジュ「えっ」
リュウジュ「走りたくないし…」
エイジュ(………駄目だコイツ…)
石川「オラァ!!」
ドフスッ
リュウジュ「ペンッ!!」
石川「尻尾まずい」
リュウジュ「え、何で殴った?俺が悪いの?」
エイジュ「とりあえずさ。逃がしはしちゃったけど、追い出す事には成功したし…良かったんじゃないかな?天国の爺さんも喜んでるって」
リュウジュ「お前ら、何ですぐに爺さんを死んだみたいに扱うの?え、何?それとも俺が間違ってるの?」
石川「爺さんの墓に報告しに行くか…」
リュウジュ「話聞けよお前ら」
エイジュ「ロケット団…もう此処のヤドンを襲ったりしないよね?」
リュウジュ「まぁ…一生消えないトラウマを植え付けられただろうからな…此処には絶対来ないだろう…」
石川「死んだ爺さんも喜ぶな…」
リュウジュ「…………」
その後、井戸の入口に横たわっていたガンテツ(爺さん)を抱えて、三人は井戸を後にした。
さっきまで、死んだ様に扱われていたガンテツに対して二人は何事もなかった様に接している。
先の二人の言っていた『爺さん』とは誰なかのか…
二人にはリュウジュには見えていなかった爺さんが見えていたのか…
二人が最後までそれについて語る事はなかった
エイジュ「これはちょっとした恐怖ですよ…」
石川「オラァ!!」
ドフスッ
エイジュ「ふんぅ!!」
石川「怖い話すんなよ!!ふざけんな!!」
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