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一同はジムの前に着いた。
リュウジュとリュウタは「行きたくない」と駄々をこねて、リュウジュまで体育座りを始めてしまった。そんな二人を石川は引きずって走った。
途中二人が「ごめんなさい。自分で行きます。走ります。走ります。だから離して!!」と途絶え途絶え、泣きながら叫んでいたが、結局ジム前まで引きずられた。
エイジュ「完璧に使い物にならなくなった…」
石川「軟弱者め」
関谷「ペッ」
エイジュ「三人で入ろうか。これ以上駄々こねられてもムカつくし」
石川「あぁそうだな」
エイジュ「よぉおおおし!!行くぞぉおおおお!!」
関谷「ペッ」
三人はジムの扉を開け…
石川「たのもー!!」
蹴り破り中に入って行った。
エイジュ「うわぁあ!!森みたいじゃん!!至る所に虫がいそうだよ!!」
ジムの内装は一面緑で広がっており、木々が生い茂っている。虫ポンスターが暮らしやすい環境を整えているのだろう。よく見てみると、沢山のキャタピーやらビードルやらが顔を出している。
エイジュ「アイツら二人がいたら、卒倒しそうだよね」
その頃、外の二人は
リュウタ「あのジムにはな…可愛らしいジムリーダーがいるんだよ…」
リュウジュ「へぇ~…」
リュウタ「いるんだよ…可愛らしいジムリーダーがさ…」
リュウジュ「でも虫ポンスター使いだろ…そういうのが好きな女の子なんだろ…仲良くなれる気しないし…」
リュウタ「男の子だけどね…」
リュウジュ「男の娘か…」
リュウタ「男の子だ…」
リュウジュ「いくら可愛らしくても、結局は野郎と虫の組み合わせじゃねぇか…誰得のジムなんだよ…此処…」
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