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燃え上がるジムを目の前に立ちすくむ六人。
石川「俺は悪くねぇ!!俺は悪くねぇ!!ヴァン先生が…ヴァン先生がやれって言ったんだ…!!」
リュウタ「前にも聞いた事があるな」
石川「リュウジュが悪い」
リュウジュ「えぇ~…目覚めてすぐに、この惨状の責任を押し付けられたよ…」
ツクシ「良いんです…これも僕が弱いから起こった事…甘んじて受け入れます…」
リュウジュ「そう?なら僕達はこれで」
リュウタ「あっさりと逃げるのな」
リュウジュ「逃げるとは悪い言い方だな…ツクシが良いって言ってるんだから、良いだろ…」
関谷「ではこれにて!!」
ツクシ「はい!!頑張ってここジョウト地方も制覇さてくださいね!!応援してます!!」
リュウジュ「う…うん…何か…すいません…」
リュウタ「胸が痛むな」
胸を痛めたリュウジュのワニノコによる消火活動を終えた一同はジムを後にする。
リュウタ「あのさ石川」
石川「何だ」
リュウタ「お前の火之嵐…スッゲー怪我したまんまだよな…ポンスターセンター連れてけよ」
石川「この怪我は勲章だ」
リュウタ「馬鹿か!!早く連れてけ!!」
石川「嫌だ!!」
リュウタ「……チラッ」
エイジュ(あの目配せは…俺が奪い取って、ポンスターセンターに連れてけって事か…)
リュウタ「時間稼ぎは…関谷がする!!」
エイジュ「了解した!!」
エイジュは石川の横を歩いていた火之嵐を抱えてポンスターセンターに走り出した。
石川「おい、何のつもりだ」
関谷「まぁまぁナス仕方ないよ」
ドスッ
関谷「ベボッ!!」
関谷を沈めた石川はエイジュに向かって走り出した。
エイジュ「何だよアイツ!!全く時間稼ぎになってないよ!!」
石川「止まれ!!止 ま ら な い と 殺 す!!」
エイジュ「うわぁああああ!!」
リュウジュ「あれでも止まらない所が凄いよなエイジュ」
リュウタ「命知らずと言うか何と言うか」
エイジュは少しのリードを保ったまま、ポンスターセンターに飛び込んだ。そしてほとんど差もなく石川。
………………
リュウジュ「不気味なくらい静かだな…」
5分後
リュウジュ「あ、出て来た」
石川「ポンスターセンターのお姉さんに怒られた…」
リュウタ(まぁ…)
リュウジュ(そりゃあね…)
石川「男の勲章も消された…ポンスターセンターは大嘘憑きだ…なかった事にされた…」
へこむ石川を連れて、一行は次の冒険の地へ向かう。
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