黄金色

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あれから もう半年 経つんだな。 おまえの 血の五月雨が香った 紺碧の空のあの夜、 蛍光灯に照らされた おまえのギターの 黄金色の チューニングペグが、 俺の目を 撃ったんだよ。 おまえの血が ゼリーみたいに、 そいつを 包んでいったのを 俺は 覚えてる。
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