紺碧

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「おはよう、 なぎささん。」 と、 呆れたような声で 言うゆみに、 俺は気怠く 「おう。」 と返事をした。 身体を起こして ゆみから グラスを受け取ると、 毛布が ”ずるり” と、 床に落ちた。 窓から差し込む 陽の光を浴びて、 毛布の毛が 青く光った。
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