はじめに

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セバンとコドンは、親友と呼べる程、仲がよかったが、最近のコドンは何故かおかしい。 快楽に走っていた。 そんなコドンが、言った。 「人一人、助けられなかったぐらいで、落ち込むなよ。」 コドンは、笑っていた。 「なに笑ってんだよ!」と言って、セバンは、むなぐらをつかんだ。 それを両手でほどくと、ぺっとつばを吐いて、コドンはどこかへ行ってしまった。 セバンとコドンは、大の仲良しだったが、こと人間のこととなると、見解の相違から、いつもけんかになりそうになっていた。
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