2, 特訓

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ここで並んでいた先輩たちを突き放す。 しかし、横に1人いた… 「じゃあ、そろそろ俺も本気だすか」 ヒョウ先輩だった。 先輩は俺の少し前にいる。 5周目に入った。 しかし俺も負けていない。ここで俺も先輩に並ぶ。 「負けないっすよ!!」 先輩を抜き1位になる。 ゴールまであと100m。 その時、 俺の横を一瞬、ものすごいスピードで何か が通りすぎていった。 前には…… ヒョウ先輩!! 俺は今までに出したことのない、スピードを出した。 「いけ―――!!」 しかし、ヒョウ先輩の方が早かった。 クソ!抜かれたっ!! そう思った。 その時、 「ヤベッ」 俺はバランスを崩しつつ、ゴールしたが、 「うわ――っ!!」 ズサッズサッ ズズズズズ―― 俺は魔源盤からおちた。 身体中が痛いが特に左腕が痛い。見ると擦れて血が出ている。 見るとゴール地点から、50mほど飛んだようだ。 頭を強く打ったらしく、ボーっとしている。 先輩が視界に見えた。 「おぃ!大丈夫か!!しっ…し……」 俺は意識を失った。
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