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ここは……?」
目の前には、外にいたはずなのに天井が見える。
それも見慣れない天井が…
「起きたようね」
視界がぼやけていて、誰がいるのか分からない。
「ゼス、大丈夫??」
だんだん意識が、ハッキリしてきた。そこには、フィン先輩とアクアがいた。
「アクアとフィン先輩2人でどうしたんすか?」
「忘れちゃったの?」
「えっ!?何が?」
「ゼス君は魔源盤から落ちたの」
だんだん記憶が蘇ってきた。
そうだ!
俺は魔源盤から落ちて、
そこから……?
「ヒョウ先輩が、保健室に運んできてくれたんだよ」
「そう。自分がゼス君を熱くさせちゃたからって。」
「そうだったんですか。痛ッ!…」
起き上がろうとしたとき、身体中が筋肉痛のように痛んだ。
「まだ無理しちゃダメだよ!回復魔法でも、身体の痛みはとれなかったんだから」
「特訓はどうなったんですか!?」
突然、ガラリと保健室の扉が勢いよくあいた。
「もう、終わったよ」
ヒョウ先輩が立っていた。
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