2, 特訓

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ここは……?」 目の前には、外にいたはずなのに天井が見える。 それも見慣れない天井が… 「起きたようね」 視界がぼやけていて、誰がいるのか分からない。 「ゼス、大丈夫??」 だんだん意識が、ハッキリしてきた。そこには、フィン先輩とアクアがいた。 「アクアとフィン先輩2人でどうしたんすか?」 「忘れちゃったの?」 「えっ!?何が?」 「ゼス君は魔源盤から落ちたの」 だんだん記憶が蘇ってきた。 そうだ! 俺は魔源盤から落ちて、 そこから……? 「ヒョウ先輩が、保健室に運んできてくれたんだよ」 「そう。自分がゼス君を熱くさせちゃたからって。」 「そうだったんですか。痛ッ!…」 起き上がろうとしたとき、身体中が筋肉痛のように痛んだ。 「まだ無理しちゃダメだよ!回復魔法でも、身体の痛みはとれなかったんだから」 「特訓はどうなったんですか!?」 突然、ガラリと保健室の扉が勢いよくあいた。 「もう、終わったよ」 ヒョウ先輩が立っていた。
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