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見に行くのが遅かったので、前にいる生徒達で掲示板が全く見えない。
「ゼス見える?」
「ダメだ。全然見えない」
俺たちが話していると、
「おい、見ろよ。あいつらだ」
「本当だ」
「マジかよ」
周りがざわざわし始める。
その中から、見覚えのある2人がこちらに向かってきた。
「よっ!」
「おめでとー」
髪の毛をツンツンとたてているのが、リクだ。
パッと見ると悪そうだけど、友達思いでいい奴。魔源は火を、武器はショットガンを使っている。
アクアと楽しそうに話している、ツインテールの女子は、リクのパートナーのアルルだ。
いつも元気だが、ちょっと天然。
魔源は木で、武器は見掛けによらず大きな斧を使っている。
リクとは小さい頃によく遊んでいたが、別々の小・中学校になってしまった。
だが、同じ学園に入ることができ、それからは仲良くしている。アクアもアルルとは話が合うらしく、2人も仲がいい。
「何がめでたいんだ?」
「まっ、いいから早く見てこいよ」
とリクが俺の背中を押す。
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