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18の誕生日を迎え
すぐにキャバクラに入店した。
人の話を聞いたりするのは好きだし
居酒屋でバイトもしていたこともあって接客業は得意だったので
夜の仕事にはすぐに慣れた。
それに、元々素顔がハデな顔をしていた為か
この顔を気に入ってくれるお客さんは沢山いて
どんどん指名を貰うようになった。
自分で言うのも何だが
向いてると思った
まさに天職だと..
半年も経たないうちに
No1になりずっとトップの座を守っていたんだよね
20歳になる前には月収なんか150万越えてて貯金も順調だったし
あたしは毎日が楽しかった。
でも、そんな生活も長くは続かなかった..
母が病気で倒れ
医者に、もう長くないと言われた
日に日に、痩せこけてく母は成人の日に逝った..
倒れてからたった3ヵ月で死んでしまった
どんなにお金を稼いでも、
隣であたしに笑いかけてくれるあの優しい笑顔はもう見れない
辛い時あたしを優しく元気づけてくれる言葉はもう聞けない
オカンの急すぎる死に
あの日から働く意欲も意味も目的も失っちゃったんだ..
夢?そんなもんも、どっかに落っことしてきちゃったよ
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