女帝

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紫色のキラキラしたスリットの入ったドレス。 美しく結い上げた髪。 いろいろな宝石。 全部が私を引き立たせるモノ。あくまで一番美しいのは私。主役は私。 私は、女帝になるの… 今日もお店に出勤している。いろいろ考えているとママの声がした。 「百合ちゃん!ご指名よ!」 「今、行きます。」 席に向かっていくと高そうなスーツを着た男がいた。 真正面から見てみると綺麗な顔をした男がいた。 「ご指名ありがとうございます。百合といいます。」 この時は、思わなかったこの男のせいで私の人生が今以上に狂うなんて。
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