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「希梨…何でそんなこと言うんだよ…アメリカが可哀想だろ?昔はお前もアメリカが大好きだったじゃないか。」
希「今イギリスの言ってるアメリカは誰のこと?」
「…何言ってんだよ。アメリカはアメリカだろ?」
希「イギリス、あんたは何時まで過去にすがりつくの?いい加減に"今"のアメリカを見てあげて。"昔"のアメリカはもういないんだよ?昔あんたをずっと待ってたアメリカは居ないんだ。」
「…じゃあ、その新しいアメリカは、俺のことが嫌いなのか?」
希「……」
「なぁ、答えてくれよ…」
あたしは何も言えなかった。いや、言わなかった。ちゃんと自分で聞いてほしいから。でも鈍感な君にヒントをあげる。
希「アメリカがイギリスから独立する三日前、家に来たよ。」
「……え?なら、なら何で…!」
希「独立したい理由が『イギリスから守られるんじゃなくて、俺が守りたいから。』だった。」
「…………何で、」
希「え?」
「俺はあいつが側にいてくれたら…それだけで良かったのに…!守られたいんじゃない、只、側にいてくれれば…!」
あたしはこれを聞いて思った。
ああ、この人にはヒントでは意味がない。答じゃないと駄目なんだ、と。
でもあたしは答えを言う気なんてさらさらない。
きっとほかの誰かに言われて気づくより自分で探して相手の気持ちに気づいた方が喜びが大きいから。
それに、きっともう直ぐ、あいつは君に逢いに来るから……
end
すみません。初なのでかなりの駄文。
お粗末様でした!
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