---.prologue

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願った訳でもなく、必要と感じた訳でもなく、突如として表れ異能。 いつしかそれも日々の生活に組み込まれ、無くてはならないものになっていく。 当然の様に生活に活かされ、更に豊かになる日々。 『もし発汗作用が無くなったら』、などと考える人間が居ないように、『もしこの機能が無くなったら』などと考える人間が居ない程に、浸透した。 そんな《誰にでもごく普通に備わった機能の内の一つ》を人間達は、 《ハーツ》 そう呼んだ。 《当たり前》のように。
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