X-X.存在世界

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無意味の排除されたクリアな世界。 どこまでも広く どこまでも狭い どこまでも退廃的な 【無色】 母なる大海も 仰ぎ見る大空も 踏み締める大地も すべてを覆う大気も 何も無い。 ある意味では汚れのない、ひたすらに純粋な、何も無い世界。 仮にこの空間に一つの生命がいたとして、一体どれ程の時間を耐えられるのだろうか。 そんなIFを考えるのも馬鹿らし程に、この世界は生命にとってそぐわない。 無い無いずくめの無色の世界。 そんな世界に有るものも有る。
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