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彼女は付き合ってる時も、最後まで冷たかった。
恋愛もろくにしたことがなく、田舎から出てきて人を疑う事さえ知らなかった自分にとって、
別れてからたった一週間で他の男に乗り換えるという、あきの行動はとても受け入れられなかった。
まあ、おそらく付き合ってた頃からなんかしら関係は持っていたんだろう。
そんな彼女の心に刺さる冷たい行動、言葉と、
年上の男に負けたという受け入れがたい現実。
19才のガラスのような心が握り潰された瞬間。
電話を切った後、その場で泣き崩れてしまった。
「いくらなんでも、それはないやろ。別れて一週間やで。男作って。」
「遊びやったんや。俺の事なんてどうでもよかったんや。」
「結局最後まで冷たかったな。好きじゃなかったんや。だったらなんで付き合うん?好きじゃないのに付き合えるんか?恋愛って、そんなもんか……。」
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