1.新プロジェクト始動

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 俺が美希をプロデュースしている間、ある思いをぼんやりと感じていた。それは活動を進めるにつれ、徐々に確かなものとなりラストコンサートで確信に変わった。  コンサート翌日、その思いを実現させる計画について、俺は社長に相談を持ちかけた。 「美希君のプロデュースは大成功だったな。本当にご苦労だった。一時活動休止ということになるが、今後どうしたいか、君の考えを聞かせてくれ。」  俺は新しいプロジェクトを説明した。 「そうか、君はそんなことを・・・・しかしこのプロジェクトは765プロにとって一時的には大きな損失となるな。」 「わがままを言って申し訳ありません。」 「よし、いいだろう。このプロジェクトの実行を許可する。必ず成功させてくれ。」 「はい、必ず。」 「ところで、美希君には話してあるのかね?」 「明日説明する事になっています。」 「そうか、美希君のやる気が一番の問題かもしれんな。」  
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