序章

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ふへへ。 無意識ににやけてしまう。それほどこのゲームを俺は待った! だってさ、半年くらい前から発売日までカウントダウンしてたくらいなんだよ? そりゃあ、楽しみで楽しみでテンションも上がるだろ。今回の目標は大剣をマスターすること。 回復アイテムとか罠とかは絶対に使わない。それが俺の中でのルール。 よし!やろう。俺はゲームの封を破った。 ★☆★☆★☆ 「楽しいなぁー。楽しいなぁー」 ゲームを開始してから三時間近く。明日は普通に会社があるわけでコンビニに飯を買いにいっている。 当たり前だが、ゲームをしながら。ここは田舎だけどたまに車も通る。その雑音が嫌なのでゲームにイヤホンをつけた。音量はマックス! うん。これでゲームの音しか聞こえない。 まあ、今考えるとこの時の俺は救いようのないアホだった訳で、普通に車に轢かれた。
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