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「魔法やら、魔物やらが存在するお主でいうファンタジーな世界だ」
ほう。それは楽しそうだな。まあ、それでも疑問はある。
「何故、貴方は俺を異世界に?貴方は何がしたいのです?」
とりま俺の会話相手は神とかだろう。だってここ天国だと思うし。
「儂は暇なのだ。だから、お主の異世界での物語をみたい。そのためにはお主に力を与えても構わん」
「じゃあ、何故俺なのです?」
「適当に選んだだけじゃ。別に誰でも良かった」
そうか。なるほど。神様?は暇で俺の異世界での物語をみて楽しむと。
随分悪趣味なようで。けど、これは俺にとってもチャンス!
「なら、俺に自分の想像したものを具現化する能力をください。それで俺は異世界に発ちましょう」
これに神様?が応じてくれれば............!!!
「よし。そのくらいなら構わん。今すぐ行ってもらうぞ?」
マジでそのパワーを俺にくれるのか!心の中で大笑いする。顔に出ないようにしなきゃ。
「構いません」
なんとかそう言い切った。早く異世界に行きたい!
「では、異世界に行ってこい。そして儂を楽しませろ」
そして、この俺、神城達也の異世界譚が始まった。
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