3月

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「そうやって上手く操るんだから」 コトンとまた胸に顔を埋めると、また髪の毛を指に絡ませ撫でる。 トクトクとリズムよく刻まれる心音を聞きながら温もりを感じていると、瞼が重くなってくる。 麗香は今、どの辺りだろう? 明日はどんな人が新しく来るのかな? そしてさっきから頭を離れない「結婚」という未来を描きながら、目を閉じた。
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