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「なんか変な感じ」
「何が?」
「いつも麗香と一緒に歩いて、誰かさんにイジワルを言われるのが日課だったのに」
ハハハッと笑って、隣を歩く隆二。
セピア色だった毎日に、彩りを与えてくれた。
「じゃあこれからは、一緒に歩くのが日課にしようか?」
私も微笑むと、風がザアッと吹きすさび桜の花びらが一面に広がった。
いつもの景色
いつもの社内
君がいるだけで
今までとは違う日常。
END
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