徴兵

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「来週か……随分早いな。またアジアの方がきな臭くなってきてるって事だな」 「よく分かんないけど、何か噂でもあるんすか?」 「アジア、特に日本と朝鮮半島は、ずっといつ戦争が起きてもおかしくない状態なんだよ。覚悟して臨んでくれよ」 「はい。親父の威信に賭けて!」 「いい返事だ。それでこそ彼の息子だ」  そう言ってキットソンは俺の肩を軽くポンポンと二度叩いた。  親父の部下か……  何となく親父の人となりが見えたような気がした。  よし、俺もこれで頑張れる。  目標が出来た。  絶対憧れの人を越えてやる!
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