二章 仲間

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二章 仲間

ゼロス(俺様は…どうなったんだ…?) 枕と布団の暖かさを肌に感じ、ゼロスは眠りから覚め始める。 ゼロス(そうだ!クソやろうどもを殺す時、魔神のやろうに邪魔されたんだ!…くそっ、せっかくクソやろうどもを殺せるチャンスだったのに…) ゼロスはゆっくりと目を開いた。 目の前にはソル達を含む一同が心配そうに自分を見つめていた。 ゼロス「おっ!!!!!!」 ゼロスはソル達を見た瞬間、目を丸くした。 すぐさまベッドの上に立ち上がり、丸い目のまま後ずさりをする。 ゼロス「あ…あ、あ」 ソル達にまた出会う事ができ、あまりの嬉しさに自分の行動がよくわからなかった。 ソル「気がついたか?ゼロス」 ソルは少し冷たい目でゼロスに言った。 ゼロス「ふふふ…。ひゃ~っはっはっはっはっは!!!!また会ったなクソやろうども!!!!」 しかし、魔界勇者達は誰も身構えようとはしなかった。 ゼロス「魔神によって邪魔された時はどうなるかと思ったが、今ここで貴様らを葬ってくれる!!!」 ゼロスは手を掲げた。 ゼロス「闇の魔力よ!全てを飲み込む邪悪なる力となれ!!!…ヴァルハマデルハ!!!!」 ゼロスはソル達に手のひらを向けた。 しかし…。 何も起こらなかった。 ゼロス「え?」 手を引っ込め、もう一度ソル達に手のひらを向けたが、何も起こらない。 少し落ち着いて周りを見渡すと、辺りは誰かの部屋のようであり、近くにあるもう1つのベッドに真也が寝かされていることに気がついた。 ゼロス「ここは…」 ゼロスは何気なく自分の腕に触れた。 ゼロス「ん!?」 自分の腕を見てみると、まるで小さな子供のような手になっていた。 そしてこの時、自分の視野がいつもより低い事に気がついた。 ソルは少しため息をついた後、口を開いた。 ソル「お前は魔神の呪いで子供の姿にされたんだ。魔力やレベルの高さも封印された」 ゼロス「な…」 ゼロスは顔を真っ青にした。 ゼロス「なんだとーーーーーーー!!!!!!!?」
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