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ゼロス「よく来たなクソやろうども!」
ゼロスはニヤニヤと笑いながらソル達を見渡す。
ソル「ゼロス!!魔神はどこにある!!」
ミント「まさか…もう体の中に…?」
するとゼロスはため息をついて首を横に振った。
ゼロス「やれやれ、きさまらは本当にクソやろうだな。そんなもんきさまらをおびき出すための嘘に決まってんだろ?」
ルミカ「なっ!騙したのね!?」
ゼロス「騙される方が悪ぃんだよ」
ゼロスは声を出して笑いだした。
ミナツ「ドウシテ…ソコマデシテ…」
ゼロスは笑いを止めた。
ゼロス「俺様は魔界できさまらに負け屈辱を受けた。俺様はただその屈辱をはらすためだけにきさまらをここに呼んだ」
ゼロスは胸を張った。
ゼロス「だが、あれから俺様は修行を重ね、強さの域を超えてしまった」
ミント「なんですって!?」
ミントは目を丸くした。
すると、ソルはニヤリと笑い、一歩前に出た。
ソル「その点なら心配ない。俺達もソウルキーの力でさらにパワーアップしたんだ」
ゼロス「ほぉ?」
ルミカ「私達はみんなとの絆によって強くなったのよ!あんたみたいなバカ魔王なんかより強くなったんだからね!」
ゼロスは腕を組み、ニヤリと笑った。
ゼロス「絆ぁ?んなもんで強くなるもんかねぇ」
ミナツ「キズナ、ツヨイ!シンジアウココロハ、ヤガテオオキナチカラトナル!」
ゼロス(おっ!この展開!クソやろうどもを殺す事が出来たリアルな夢にそっくりじゃねぇえか!…まぁあしかし、今回はお楽しみがあるんだよな)
ゼロス「きさまら本当にそこまで強くなったのか?」
ゼロスは目を細める。
ミント「そうよ!私達はあなたになんて負けない!!」
ミントは顔を強ばらせた。
ゼロス「そうか。なら、本当に俺様を楽しませるほどの強さになったかどうか試してやる」
ゼロスは指をパチンと鳴らした。
すると、ドーム内に暗い紫色の電気が点いた。
なんと武器を構えた夥しい数の堕天使がソル達の周りを囲んでいた。
ルミカ「なっ!何よこれ!!」
ルミカは目を丸くして叫んだ。
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