一章 魔王ゼロス

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ゼロスの顔は怒り過ぎて歪んでいた。 ゼロス「テメェ…いい加減にしねぇと…」 その時。 ガタガタガタガタ!!!! いきなり大きな地震が起こった。 ルミカ「な、何っ!?」 ミントは何かの気配を感じとった。 ミント「これは!?…何かとてつもない物が近いてくるわ!!!!」 ソル「なに!?」 ゼロス「なんだってんだ?」 その時。 空中に七色の光が現れた。 そして、光の空間から魔神ベルハルドが現れた。 魔神ベルハルド「ここが堕天使界か。なかなかよい所ではないか」 魔神ベルハルドはニヤリと笑った。 ゼロス「きさま…」 ゼロスは魔王という系列でベルハルドの事は知ってる。 しかし、ベルハルドの瞳が七色に輝いており、言葉づかいにも違和感がある事に気がついた。 ゼロス「ふっ、もう魔神を取り込みやがったのか、ベルハルド」 ゼロスはニヤリと笑いながら魔神ベルハルドに言った。 ミント「ホーリーソレイユ!!!」 ミントは魔神封印の魔法を唱えた。 しかし、魔神ベルハルドには効かなかった。 ミント「なっ!?」 魔神ベルハルド「そんな古い魔法。とっくに克服しましたよ」 魔神ベルハルドはニヤリと笑った後、何かをキョロキョロと探し始める。 魔神ベルハルド(おっ!!見つけた!!!) 魔神ベルハルドは真也を見たとたん目を丸くした。 その時。 ゼロスはある事を思いついた。 ゼロスはソル達に向き直った。 ゼロス「おいクソやろうども。今からきさまらに俺様の力を見せてやる」 ゼロスは真也に向き直った。 ゼロス「邪魔だ!!どけ!!!」 バンッ! 真也「うわっ!!」 真也は魔神ベルハルドとは逆方向に魔導波で吹き飛ばされた。 魔神ベルハルド「なっ!」 魔神ベルハルドは慌てて真也に向かおうとした。 しかし。 その前をゼロスが立ちはだかった。 ゼロス「貴様の相手はこの俺様だ」 ゼロスは手のひらを向けた。 ゼロス「獄炎に焼かれて燃え尽きろ!!…ボルフォルム!!!!」 すると、魔神ベルハルドの足元に巨大な炎が現れた。 魔神ベルハルド「ぬぁ!!!!」 魔神ベルハルドはのけぞった。 魔神ベルハルド「くっ…おのれぇぇぇ!!!!!!!」 魔神ベルハルドはゼロスに手のひらを向け、紫色の魔力の玉を打ち続ける。 しかしゼロスはいとも簡単にその玉を叫けつつ魔神ベルハルドに違いていく。 気がつけばゼロスは魔神ベルハルドの目の前にいた。
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