ボクにお任せを

3/4
前へ
/118ページ
次へ
「さぁ、美童クン、エスコートよろしくね♪」 「はい!お任せ下さい♪」 やっぱり最初は彼女の希望を… 「和子さん、何処に行きたいですか?」 「どこでもいいわよ、美童クンに任せるわ」 うっ… そうきたか…… …ならば! ───────────── はぁ… 気合い入れすぎて…… 見事空回り。 ゲーセンではUFOキャッチャー失敗するし、ショッピングではコードに引っ掛かってこけるし もー最悪(>_<) ええい!清四郎のお姉さんだと意識し過ぎたんだ!普通にいこう、普通に!ちょうどお昼時だし!名誉挽回だ! 「和子さん、お腹空いてませんか?」 「そうね、そろそろお昼時だし空いてきたわ」 「何か食べたいものありますか?」 「行きたい店があるわ。そこへ行きましょう?お財布と相談はしなくていいから」 和子さんが行く店…… フランス料理とかイタリア料理とかの店かなぁ♪ ならばボクに、お任せを♪ ────────────── ┌─┬─┬─┐ │ 寿 司 │ └─┴─┴─┘ Σ( ̄□ ̄;) こっ…これは… まさかの和食で……? 「此処よ。ネタが新鮮で美味しいのよ♪さ、入りましょ?」 「はい…」 ガラガラ~ 「へいっ!らっしゃい!」 ぅわっ!どうしよ… メニューも値札もない(泣) 普通の彼女と寿司屋行くときは回転寿司ばかりで、こんな高そうな店入ったことないのに… 「私はいつもと同じのを」 「へいっ!」 「美童クンはどうする?」 あぁもう!どうすればいいんだよ!和子さんも教えてくれればいいのに! 「と…とりあえず、付けるものがないとね…醤油ください!(汗)」 か、回転寿司でもネタとる前に用意するよね…?(汗)
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

144人が本棚に入れています
本棚に追加