ボクにお任せを

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あ…あれ?和子さん…驚いてる?大将も目を丸くしてる…。 「ちょっと美童クン!まさか…寿司の言葉知らないの?醤油は“ムラサキ”って言うのよ?」 しかも最初にそれを頼むなんて…と、呆れ気味な和子さん…。 言ってくれれば…って任せろと言ったのはボクか……。 まぁ、気を取り直して。 「あ、あはは!!冗談ですよ!嫌だなぁ!あはは…(汗)」 「そ、そうよねぇ…」 「あぁ、冗談言ったら喉渇いたなぁ。お茶ください!」 「…………」 「…………」 あ、あれぇ?またミスった? 「お茶は“あがり”よ…」 へぇ~そうなんだ~ …って何で? 何で寿司の言葉ってこんなにあって、こんなに変なの?? あぁ~ボクのプライド粉々だよぅ…(泣) 先程までの失態は忘れて、ボクの時間である夜に力を入れよう! ぐふふ……♪ とうとう夜…ボクの時間……。 「和子さん、先程迄は失礼しました。どうかお忘れ下さい。しかし今からは貴女にとって忘れることの出来ない最高の夜を……」 「今から?…ごめんね♪もうこんな時間だから、家に帰らなきゃ。皆がお祝いしてくれるって言ってたから」 え…えぇ!!?? もう帰っちゃうの? ヘタレなボクしか見せれてないのにぃ(泣) 「え、でも…」 「ふふっ♪楽しかったわよ?ヘタレな美童クン♪」 「え?ひょっとして…」 「ありがとうね♪美童クン♪」 あぁ…颯爽と去っていく……。 ああいう人を大人って言うのかな…? っていうか、ボク、最初から遊ばれてた? NOooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!! ****** ボクにお任せを (清四郎ぉ~酷い目にあったよぉ~泣) (すみません、美童。アレがあの人の趣味なんですよ…) .
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