始まり

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「なんだ…この崖」 思わず頬を引きつらせる。 「確に訓練した軍人だとはいえきついだろう…」 死んだときの保証金が莫大だった理由がわかる。だからこそこの仕事を引き受けたのだ。 「これでも海軍じゃ結構な腕だったんだ…なめるなよっ」 -------・・・ ぜぃはぁと息を整える。 「鍛えてたんだが…未熟者だな」 ぱんぱんと服についた土をはらう。 「で、あれが門かな?」 そう言って歩みよる…が… .
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