始まり

6/9
前へ
/41ページ
次へ
教団ないではツッコミが大量にはいったであろう言葉をにっこりと笑顔でいうと彼女は飛び降りた。 「嫦雅…」 (扇子…?西洋人のようだが話によれば…) 風が舞う。辛うじて飛び去りよける。後ろで木が倒れる音がする。ち、とマリア像のような顔に似合わない舌打ちをすると少女は扇子を構え直す。 「ちょ、ちょっと待ってくれっ!ほんときちんと話が通じているはず…」 「問答無用っ!!」 ごうっ、とまた風がきりさく。ばっと寝転がり避け体勢を整えなおす。しかし後ろからはどささとさらに木がおちてくる。 .
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加