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それをさらに避けなければならない。
みれば少女はすでに次の攻撃に向け構えている。今まさにもう一凪くるその瞬間…
「ま、待ってください、神崎嬢!!」
ぴたり、と少女は動きをとめる。
「や、やっぱり神崎嬢でしたか…」
「…貴様、何故私の名を知っている…?場合によっては…」
ちゃ、と少女はまた巨大な扇子を構えなおす。
「いやいやいや怪しい理由ではなくて!自分は日本国から黒の教団に遣いで参っただけの中原という者です!」
「中原…まさか中原侯爵の…」
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