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「俺の時は止まっている」
マイケルはエドワードの問いに答える。
「俺の実際の年齢は二十六だ。俺と姉ちゃんは同時に力を授かったから、力が分散されたんだと思う」
俺は神々と同じ様に歳をとらなくなった、姉ちゃんは神々と同じ能力が宿るようになった、とマイケルは言う。
その答えに聞き、エドワードに新しい疑問が出てきた。
「それって、つまり僕は……」
「歳もとらないし、神々の能力が宿っている」
マイケルは言い切る。
エドワードはセシルに選ばれた。
力を――聖剣を授けられた。
そう、エドワードはシータとマイケルのように力を分散されて授かっていない。
歳をとることはない、神々の能力が使える、つまり、それは正に神そのものではないか。そんな自分が置かれた処遇にエドワードの理解はついていけず、別の疑問をマイケルに投げ掛ける。
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