優しさ

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部活が始まって数十分が経過した… 授業は座ってるだけで何も頭に入ってこなかった… 準備運動、素振りが終わり、ランニング中だった… 「宍戸さん、大丈夫ですか?顔色悪いですよ」 隣で走っていた長太郎に声をかけられた。 俺と長太郎は付き合って半年… 長太郎は俺のちょっとした事にも良く気付く 今日だってそうだ… 誰も気が付かない事でもお前は気付いた 心配はかけたくない… だから俺は「大丈夫だ」と笑ってみせた。 ランニングも終わりに近づいた頃… 俺の視界はぼやけた そして… ドサッ その場に倒れ込んだ… 頭が痛くて…寒くて…体に力が入らない…
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