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その日以来、パフとジャッキーは大の仲良しになった。
ジャッキーは入り江近くの小さな街に住んでいて、時々珍しいものを持ってきては、パフに見せてくれた。
青い砂の詰まった砂時計。
マーマレードの入っていた透明な小瓶。
止まった腕時計。
キラキラ光る、小さなコインなどなど。
そのお礼にと、パフは森や入り江にある珍しいものを見せた。
春になると、淡い桃色の花を咲かせる樹。
不思議な香りの草。
白い白い、真っ白な貝殻。
そして時々、パフはジャッキーを尻尾に座らせて、ボートで青い海に漕ぎ出した。
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