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「あ、先輩!湯野先輩!」
「おぉ!道哉(ミチヤ)久しぶりだなぁ!」
「お久しぶりです。先輩お元気そうですね。お変わりはないですか?」
「ないよ。相変わず。お前も元気そうだな。」
「そうですね。僕も相変わらず元気にやってますよ。年末のこのクソ忙しい時期に、しかもわざわざクリスマスイヴに突然約束も無しに遊びに来るなんて先輩ってば相変わらずですよね☆殴っていいですか?」
「止めて。」
「チッ。」
「で、お前、大学はどうだ?」
「ボチボチ行ってます。ま、立ち話もなんですし、どこか入りましょう。何が食べたいですか?」
「そーだなー…。」
「車が無いんで徒歩移動ですけど。」
「うーん…じゃ、お前の部屋は?」
「僕の?…まぁ、狭くても良ければ…。」
「いい、いい。どうせお前の事だから片付いてるんだろ?」
「普通です。先輩の部屋が汚すぎるんです。」
「あははははは!」
「笑い事じゃないし。」
「ゴメンゴメン。じゃ、何か酒を買おう。明日は休みだな?」
「休みですけど…あ~…でも研究があるから昼から出ないと。」
「じゃ、昼までは大丈夫な訳だ。」
「泊まる気ですか?」
「駄目か?」
「いや…まぁ…いぃですけどぉ…。」
「よしよし決まり。いくぞ~。」
「…ほんと、変わってないなぁ。」
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