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ぽかぽかとした陽気に眠気誘われる5月早朝。どこかの木に止まっている鶯は、1日の始まりを告げるかのように鳴いた。
俺にはいつも目覚まし時計が鳴る5分前に起きるという変な癖がある。それでは目覚まし時計のある意味がないと思うかもしれないけれど、かけて寝なければ起きれないという体質だ。一見変わってそうだけれど、そういった人もけっして少なくはないと思う。なので目覚まし時計は必要不可欠だ。
ー起きなきゃ…。ー
頭の中で今日1日のやることを整理しながら目覚まし時計が鳴るまでボーっとする。そして鳴り始めたら止めて、ベッドから降りた。
眠気で重くなっている瞼をこすりながら風呂場に行きシャワーを浴びて目を覚ます。タンクトップと制服のズボンに着替え、髪を乾かしワックスとムースでセットする。ショートミディアムの若干癖毛なので毎日セットしないと女のゆるふわみたいになるから困る。
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