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教室に入ると俺たちは、同時に席に着きそして全く同じタイミングで…寝た。毎日弁当を作るために朝が早いので眠気が尋常じゃない。眠りについて少ししてからだった。俺は体を揺すられ起こされる。
「…きて。」
「ん…。」
「起きて君嶋。」
鉛のように重くなっている瞼をゆっくり開けた。すると見慣れた男女が二人。
「おっす達哉。」
「おはよ裕也。」
男の方の名前は沖田裕也。焦げ茶色の髪にウルフヘアー。読者モデルをしていて端正な顔立ちをしている。俺と性格はよく似ていて人見知りで慎重尚且つ常に冷静。違うところは裕也完璧主義者、俺どこか抜けてるってところかな。
「朝からお疲れモードだねー。」
女の方は笠竹沙代(かさたけさよ)。栗色の髪に毛先がくるんとしたショートボブ。小柄で可愛いらしい容姿でふわふわと生成が大好きな、簡単に言えば森ガール。性格は一見おっとりとしてそうだが、実際は剣道と合気道を嗜んでいて全く隙が無くサバサバしている。
ちなみに裕也の彼女。正直、俺的に容姿だけは沙代の方がめちゃくちゃ好みだ。裕也、うちのと容姿だけでも交換してくれ。
大丈夫、冗談だ。
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