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それからキッチンまで行きフライパンを取り出し、火を点け温める。他にもお湯を沸かしたり、油を温めたり、材料を取り出して洗い切ったりとまぁ普通に料理する。
冷凍食品は使いたくないので夜から下準備しているものもあるがだいたい一から作る。だから時間がかかるので早起きをしているのだ。
それで俺が作った料理は三段の重箱に、一番下の段に色とりどりのおにぎり。真ん中の段に春巻き、ポテトサラダ、鶏皮パリパリの唐揚げ。一番上の段に筑前煮、ひじき炒め、ほうれん草のお浸し、牛肉のしぐれ煮その他もろもろとバラエティー豊富だ。品数があまりにも多すぎるために夜から下準備しているのもあるのに時間と手間がかかる。
ちなみにこの重箱弁当を食べるのはけっして俺ではない。俺のなら普通の弁当箱で充分だ。じゃあこれを食べるのは誰なのかというと、…俺の彼女。
もう一度言う。俺の彼女だ。
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