第零話~牙と一が生まれる前の話~

15/16
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/255ページ
竜舞は恵の飯を食べ終わり、庭で精神統一をしていた。 恵は竜舞に食べてもらって喜んだらしい。 竜舞はある事のみ頭に巡らしていた。 久光に勝つ方法をと。 あの歩法術と抜刀術だけでは勝てない。 ならば次に戦うまてに進化または新たな技をと。 ただ速さをあげるだけではダメだと。 「強くなってやるよ。 久光と戦う前にな」 竜舞は告げる。 竜舞は精神統一を続けた。 竜舞に近付くあやしきものがいた。 その手には刀が握られていた。 竜舞は目を閉じたままそのものを気にしないふりをした。 竜舞の背後にそのものが立ち、刀を振り下ろす。
/255ページ

最初のコメントを投稿しよう!