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「私の娘に指をさすな、無礼者。
お前に実力がなければ、此処に置いておく義理はないというのに」
この男はやはり己の道場の強さをアピールする為だけに竜舞を置いているらしい。
この力はお前の下から生まれた力ではないというのに。
この男は最初を手と手を合わせ、土下座し、この歩法術を教えろと言って来た。
まあ教える気はない。
「三神(みかみ)道場の影久光とは偉い違いだ。
あのものなら真面目だというのに」
久光は竜舞とライバルだ比較されても悪くない。
しかし何故かこいつ程度に言われるとどこか、むかつく。
「そうか、では私は鍛練にいく」
「私も」
「お前はダメだ、勝手にいけ。
飯時に帰って来ないと食べさせんからな」
大江道場の主は恵の手を引き歩き出した。
竜舞はそれを無視し、歩き出した。
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