No.4 強敵

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「もし生きてたら、必ずおれたちはアイツとまたやり合うことになるだろうな。」 「そうかもね・・・」 「しかし・・・アイツはともかく、なんだよあの武器。さっきの光と強風も、たぶんあの武器を使ったんだろうな。どうやってあんなもん手に入れたんだ。」 「私もそれは思う。火炎放射を使ったり、私に向けて、電撃攻撃もしてきたの。」 「厄介だな・・・。たぶん、他にも沢山の機能がついてるだろうな。」 二人は、この世界の恐ろしさを少しずつ、理解してきた。 「珀羅くん・・・」 「なんだ?」 千春はちらっとケータイの画面を覗いたあと、眠たそうな声で言った。 「もう、3時だよ。」 「そうだな。少しでも寝ないと、さすがにもたないな。」
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